念ずれば花開く

先日京都の峠先生と電話で近況報告をした。

私は1983年本山での指導者講習会の本部東道院受講生107名の一人だった。

このスタイルは最初で最後の講習会で、峠先生を道院長として若手職員5人が助教という構成で開催された。

その中でたった一人だが坂下先生が職員としてご健在である。

その後だから約40年近いお付き合いになる。

様々な資料をはじめおすすめ本など金剛禅教義に関わる沢山の智慧を分けて頂いた。

その縁が作用し、つい最近先生の右腕として転籍をしてくれた北野さんは以前当道院にも在籍した拳士。

先生曰く「いつも念じているんだよ」と。「念ずれば花開く」だよ。

「今日は素晴らしい新入門者と出会いますように」「道院の後を継いでくれる拳士と出会いますように」と…

この言葉は念じているだけで何かなすという事ではない。常に種を蒔き、光や水や栄養を適度に与えなければなせないのである。

この言葉を聞きその日から先ずは念ずることにした。

ただ時間になれば道衣を着て向かうという動作に一つ念じる動作を加え、また日々の行動も変える事にした。

やはり先生の言葉は栄養である。

昨日の稽古、早速我が物顔で「念ずれば花開く」を説法したのである。合掌

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